輸入住宅

輸入住宅と一言でいっても具体的にはどのようなものかご存知ない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、輸入住宅について詳しく解説したいと思います。


2x4(ツーバイフォー)とは?

2x4とは、主に北米において発展した木造住宅工法の建築工法の名前をいいます。正式な名称として「枠組壁工法」といいます。 国内では通称2x4工法と呼ばれ、製材で組まれた枠組に構造用合板などを下張りした壁が相互に釘や金具で緊結され、建築物全体を一体の箱型 にして組まれ建物としては非常に強固なものとしているのが特徴の工法です。

枠組材の木材寸法は厚さ2インチx幅4インチ(乾燥材で38×89mm)のサイズ を基本に多く使われていたため2x4と呼ばれるようになりました。現在ではアメリカ、カナダの木造住宅の90%以上が2x4 工法でで建てられており、世界各国に普及しています。ちなみに、札幌の時計台が2x4の原型となる工法で建てられています。


海外の住宅は日本の気候に不向き?

  高温多雨多湿の日本では、海外の住宅は合わないという噂を耳にしますが、信憑性は低いと思われます。

なぜなら、日本以上に、過酷な気象条件を有している土地は世界各国に多く存在しているからです。モンスーンの多発地区や、氷点下40度を記録する極寒の土地など、日本では考えられないほどの環境があるのですから、海外の住宅が日本の気候に不向きというのはおかしなことです。寒さの厳しい北欧などでは、家屋の機密性・遮音性などは、日本以上の条件が求められるのは当然のことといえます。

ですから、輸入住宅が日本に合わないというこはないといえます。もし仮に日本の風土に合わないならば、合うように建てることで問題は解決されるでしょう。

天然素材のぬくもりが魅力

天然素材で建てられたものが輸入住宅の一般的なイメージではないでしょうか。木のぬくもりは人を穏やかな気持ちにさせてくれます。輸入住宅を建てるのならば、合板などの素材は避け、できれば無垢材を使用したいものです。

しかし、コストの面を考えると無垢材を諦めざるを得ない場合もあるでしょう。また、無垢材は天然のものですから生きている木です。そのため、建築後に木の形が変化して、隙間や建具のがたつきの原因になることは多々あります。

だからといって、無垢材での建築が不可能ということはなく、施工側がしっかりと無垢材についての特性を把握していれば問題ありません。ですから、施工会社は信頼できるところに頼みたいものです。

また、無垢材には、大量に生産される見た目重視の合成材に比べると、傷や凸凹が目立つ場合があります。しかし、これは天然であるからゆえのものですので、決して粗悪品というわけでありません。むしろ、丁寧なメンテナンスを行うことによって、年月を経るごとに味わい深い色艶を出してくれることでしょう。

輸入住宅は安い?高い?

これについては、一言でいうのは難しいと思います。なぜなら、どの程度の規模の住宅を建てるかで全く違った金額になるからです。

以下、簡単に箇条書きで説明いたします。


・仕様により、金額は大幅に変わる。

・輸入健在のレベルによって大きく変わってくる。

・施工会社や為替の影響もある。

・直輸入健在を使うか、もしくは、国内の在庫輸入健在を使うかでも変わってくる。

・建築プランによっても金額は変わってくる。


このように様々な条件によって、金額は変わってくるので、コストを優先させるのか質を重視するのかなど、十分な計画を立てることが大切です。

日本における2x4工法と輸入住宅

日本に始めてツーバイフォーが紹介されたのは、1878年(明治11年)に屯田兵住宅を、現在主流のプラットフォーム工法ではないバルーンフレーム工法 によって建築したのが一番最初の2x4建築と言われ、同じく札幌の時計台や1920年代に建てられた有名な神戸市東灘区のT邸なども、同様の 工法によって建築されています。

その後、高度経済成長期である昭和30年代の後半から建築ラッシュにより、年間の新築着工数が190万戸という飛躍的な数字になりました。 このような状況下、合理的で生産性の高いツーバイフォー工法の導入が検討されました。

日本で正式にオープン化された後、2x4工法に関する建築知識が施工側、消費者側に充分には行き渡らなかったため、普及には時間がかかりましたが、1976年(昭和51年)11月、日本での ツーバイフォー住宅の普及・発展を目標として、『社団法人日本ツーバイフォー建築協会』が設立されました。

このような流れで、設計の自由度がさらに高まり、多様化する住まいづくりのニーズにいっそう対応しやすくなっています。